お持たせ情報



●第一回「オリヅルソース」【現在販売中止】

ソース…って、気にされたこと あります?
調味料って、そうですが
気がついたら、そこにあった…というもの。
で、それぞれの家庭にあった
家庭の味。家族の味。家の味。
僕の家は「ブルドックソース」の中濃が常備されていて、フライものにはいつもこれ。
この味に親しんできた…というか、この味で育った。
数十年前事情で佐野市に引っ越し、この地に「ソース」文化があることを知った。
…ソースって、工場で作るものでしょ。…な〜んて考えていた節があり、ちょっとびっくりした。
なんと、数十軒も小さな工場?で自前のソースを作っている…。
「イモフライ」でも有名なこの地区は、佐野ラーメンとルーツを同じくする女工さん…のための
ファーストフード…だと聞いた。
それに欠かせないのが、地元ソース。
「佐野が、なぜソース?」とお思いでしょう。
まず、原料になる野菜の生産地ということがあり、
そして地元のメーカーが見よう見まねでソースを作り、それがおりしもの洋食ブームに乗り発展した。
おまけに師弟関係からの弟子が独立し小さなメーカーが出来上がった…ということらしい。
なんと北関東には日本全国の10%が集中している地域です。
僕も、いろんな地元ソースを試しました…。たぶん試したことのないソースはないと思います。

そんな中、ぜひお勧めしたいのがこの「オリヅルソース」です。
他の地元ソースからは秀でた旨さがあります…ああ、ちょっとニュアンスが違うな。
「素材の味を壊さない」料理と程よくマッチする…ソースなんです。そう、強くない。
強くないが、フルーティーで芳醇、そしてさっぱりしているソース…なんて他にない。
一度「醤油っぽいよね」と言ったら家族全員に「違う!」と言われたことが…。
「さっぱりしてるソース」を表現したかっただけなのに…。
これを使いだしてから、家族全員これがないとダメな家族になりました…おかげさまで。
シンクの下には、必ずこの大きなソースボトルが鎮座しています。
小さなボトルをお土産に持っていくと、最初は怪訝な顔で「ありがとう…」と言われ、
(調味料系はそうなるよね…口に合わないと…捨てる率100%ですものね…)
その後「どこで買えるの???」と聞かれる率No.1の、お持たせ情報です。

このソース、一か所でしか売ってなくて一度売り切れの事態に遭遇…。
じゃブルドックソースでいいや…とスーパーで小さいボトルを購入。しかし…
甘いだけで全く美味しくない…そして素材の味がなくなっちゃう。あれれ?こんなんだっけ?
家族に大不評。その後製造者の「落合商店」さんから購入しようと訪問した。
電話では何度かお話ししたことがあったのだが、なんとも優しげな柔らかい印象。
そして帰り際「絶対止めないでください!
応援しますから頑張ってこのおいしいソースこれからも作ってください!」
と、口から出ちゃうほど、終わっちゃう空気満載でした…。

旨そうでしょ…揚げたてメンチ。
見ても分かる通り、濃くないんです…さらっとしてるでしょ?
これが…旨いんだ。

ソース文化…土地で揉まれたソース…なんて、お持たせにぴったりでしょ。

「応援」なんて書いたけど、旨いものは無くなってほしくないだけ。
よかったら皆さんも旨い応援…してみてください。

◯販売情報
このソース「岩舟町 みかも山公園 ふれあい直売所」でしか売ってません…たぶん。
他で見かけたらラッキーです。
種類:中濃/ウスター/焼きそばソース
価格:写真のもので¥900/1.8L(税込)

・岩舟町 みかも山公園 ふれあい直売所
住所:栃木県栃木市大字下津原1747-1
TEL :0282-55-8485
営業時間: 9:00~17:00
休館日: 火 (祝日と重なる場合は翌日)12月28日~1月4日

ここは「みかも山公園」という大きな公園の一角にあります。
「東口広場」にあり、「とちぎ花センター」も併設、植物も安く販売していて良。
間違えないでね…国道50号バイパスの方じゃありませんよ。

公式サイト:「みかも山公園」

地図:

 

製造元:
落合商店
栃木県栃木市岩舟町静3924-1
お問い合わせ:0282-55-2023